考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

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カナダ人のしつけ

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カナダでは、子どものしつけについて、どのようなことを重視しているのでしょうか。
下のグラフは、世界価値観調査の結果からのものです。
子どもに教えたい価値観(日カ比較)

意外かも知れなませんが、子どもに対して「責任感」や「独立性」を求めているのは、日本の方が割合が高いのです。ではカナダは何を子どもに一番に求めているかというと、「他人のための寛容と尊重」なのです。それは、子どものしつけと言うよりも、カナダ国民が重視している価値観であり、それを子どもにきちんと教えているように思います。

カナダが子どものしつけで、他者尊重を重視しているエピソードとして、こんなことがありました。この前、息子が公園で遊んでいた時のことですが、後から同い年ぐらいの女の子がお母さんと来て、息子を追いかけ出して、追いかけっこが始まりました。息子も楽しんでいたのですが、女の子が息子に追い付いて触った時に、女の子のお母さんが、「タッチは駄目よ!」と女の子に強く言ったのです。他人の身体に許可無く触れないことを、きちんと、それも小さい時から子どもに教える。それは日本ではあまり見ない光景ですよね。

また、こんなこともありました。同じく息子が、雪の積もった公園で、ソリで遊んでいた時のこと。他の子も遊んでいる中、一人の小さな子が、すべっている最中に転んで、泣いていました。お父さんはしきりに立ち上がりな、と言っていたが、そのうち「Do you need help?」(助けは必要?)と言いました。

もちろん、手助けする時の決まった言い回し(大人同士でも言う)なのですが、それだけに、こちらの文化がにじみ出ている気がしました。日本だったら、子どもが転んで泣いていたら、なぐさめたり、すぐに起こしに言ったりしそうです。でもこちらでは、まずは自分でしなさい。それができないのであれば、他人に「手助けを求めなさい」というしつけなのかなと思いました。

ちなみに、先ほどの世界価値観調査によれば、カナダでは、子どもは「従順さ」(obedience)を覚えることが大事と答えている割合が3割もいます。日本が5%に過ぎないのに比べると、不思議な感じがあります。しかし、カナダでは小さい頃から規律をきちんと教える必要があるという文化が存在しているのでる。私も、欧米のしつけというのは、もっと自由かと思っていたので、意外でした。

さらに、カナダでは半数の人が、「勤勉」(hard work)を子どものしつけで重視しています(54.2%)。日本は32.7%に過ぎません。いったい、日本人の美徳はどこへいってしまったのでしょうね!?

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