考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

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多文化な街でのレイシズム

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トロントは、ワインも地ビールも、美味しいです。
オンタリオ州が、地産地消と産業政策の一環として、かなり保護政策に力を入れているように思います。
このビールも美味しかった。
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ところで、この写真のビールを買う時に、実はある経験をしました。

レジの列に並んでいたら、後ろのおじさんが「このレジの店員はレイシストだ。彼はアジア系にだけ、IDカードの提示を求める。他の人には求めないのに。彼は君にも、IDカードの提示を求めるだろう。悪いことは言わない。別のレジに行きなさい」と言いました。この日、どの列も混んでいたから、おじさんがウソを言って先にレジを済ませようと思っているのでは…と疑い、私はそのまま、列に並んでいました。

果たして店員は、IDカードの提示を求めました。私は大学の教員証を提示したのですが、彼はそれはIDカードと認められない、と私のビールを取り上げました。抵抗してみましたが、聞く耳を持ちません。先ほどのアドバイスは本当でした。私はそのおじさんに目配せをし、結局、もう一度ビールを取りに行きました。

別の列で会計を済ませ、店の外に出ると、先ほどのおじさんにまた会いました。「彼は他の人にはIDを求めていない。そして君もどう見ても若くない。もし彼の対応に不満があれば、彼のボスに苦情を言った方がいい」と教えてくれました。

これは、私が多文化の街トロントで初めて遭った、差別経験になります。しかし、前知識があったから、自分の出来事ながら、冷静に眺めることができました。カナダでは基本的に、多様性を尊重することが国是のようなところがあり、人々もそれにはかなり敏感です。ニュースでも、民族・性などでの差別的な事件については、かなり力を入れて報道しているように思います。少なくとも毎月1回以上は、新聞やTVで目にします。

しかし、そう簡単には差別は無くならないというのも、現実だと思い知らされました。しかし逆に、教えてくれたおじさんのように、フェアな人も多い(というか、そっちのほうが圧倒的)ので、トータルで考えると住みやすいのがトロントだと思っています。

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