考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

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語学学校が新セメスターに

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通っている移民向けの語学学校で、セメスターが新しくなり、上のレベルに行く人が去り、また新しい人がクラスに入って来た。

その中に一人、韓国人の年配の男性が。初回の授業なので自己紹介的なことをして、私が日本人だと知ったため、その方が休憩時間に近づいてきた。昨今の政治情勢が頭をよぎり思わず身構えてしまったが、気さくに日本語で話しかけてきた。昔、日本語が好きで、勉強していたが、最近は使わないのでだいぶ忘れてしまった、とか。どうも日本語で話したかったらしい。

話を聞くと、その方、日本名を持っていたから、若くても70代だろう。息子が渡加しており、自分は韓国で仕事がありたまにこちらに来るだけと伺ったが、ものすごい好奇心と体力だ。日本と韓国のことわざの比較をした自著もあるらしい。国家間の意地の張り合いに巻き込まれず、こういう立派な方ときちんと個人的な関係をつくっていきたいものだ。

新セメスターからのシステム変更があり、ちょっとすったもんだした。私のような一時滞在者は、ウェイティングリストに入り、すぐに授業を受けるのが難しくなったらしい。私には旧システムが適用されている(らしい)ので、今まで通りだが。

余談だが、カナダでは2000年代に入り財政改革が続き、福祉・教育予算がカットされ続けている。その中で関係者はベストを尽くそうと頑張っている。またその流れから、非営利セクターにおける社会的企業の台頭や、社会貢献金融(ソーシャルインパクトボンドなど)への関心の高まりが一定、説明できる。

余談その②。その方が、「この学校、北朝鮮からの難民も多いですよ」と教えて下さった。しかし今年から方針ががらっと変わり、カナダでは北朝鮮難民はまずは韓国での受け入れを前提に、難民認定をほとんどしなくなっている、とニュースでこの前やっていた。ヨーロッパと同じく、2000年代に入り「多文化主義の理想の崩壊」があり、カナダでも移民政策は厳しく管理的になった(それでもヨーロッパに比べればまだましで、きちんと今も多文化主義の理想を追っている)。

市民権獲得の基準や受入数が毎年ころころ変わる。国家の秩序や経済的安定性を考えるとカナダの移民管理は理に適っていると言えるが、しかしそれに振り回される移民(難民)からすれば、たまったものではないなあと思う場面も見聞きする。

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