考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

地域連携の苦労(やましろ協働マッチングセミナー報告)

Posted by sakunary on   0 comments   0 trackback

宇治でマッチングセミナーがあった。
大学院生と学部生のフィールドワークを促進するために、地域課題を理解するセミナーである。

新型インフルの影響で開催が危ぶまれたが、無事に開催できてよかった。
というのも、このセミナーは同時に、宇治の場合には、本学部と京都府とで共同運営している「京都府山城パートナーシップセンター」事業の一周年記念イベントでもあったからだ。だから講演会も同時に行い、学生・地域の人含めて、100名以上の参加をみる、非常に大規模なイベントとなった。延期したら影響が大きすぎた。最後まで京都府の人とやきもきしていた。
なのでまずは成功裏に終わったことを喜びたい。
また、運営上お世話になったPDの方々、特に寺村さんにこの日記(あ、青年の主張になったのか)を通じてお礼を言いたい。

セミナーでは6つの分科会が開催された。そのうち私は会場の都合で2つしか見て回れなかったが、いずれも興味深かった。

「地域福祉と貧困」の分科会では、参加者が多数だったこともあって充分な意見交換ができなかったが、様々な福祉関係者やまさに当事者と呼べる方も参加していて、学生にとってなかなか刺激的な場となったようである。

「NPO支援の社会的基盤」の分科会では、市民主導で作られた「(財)京都地域創造基金」の説明とその活用可能性についてのディスカッションがあった。市民が市民のためのお金の循環を地域で創り出そうという取り組みは全国的に見ても珍しいものであり、今後どのように展開していくかが興味深い。(ちなみに私もこの財団の基本財産へ寄付(出捐)しているのでHPに名前が載ってたりします。まだ基本財産が目標に達してません。興味を持った人はぜひアクセスをしてください→http://plus-social.jp/)

大学生(あるいは大学)とNPO(あるいは地域の諸団体)との連携は、いろいろ難しいなと思う。
忙しい中、協力するのだから、NPOが学生と連携するメリットを感じなければ、やはり協働は難しかろう。
win-winの関係をどう作り出せるかはきわめて大切だ。
しかし、教員がどうがんばっても、学生は地域に迷惑をかける、というのも一つの経験則ではある。(自身が学生の時の経験も含めて。当時は地域にも先生にも多大なご迷惑をお掛けしました)
地域連携のもっとも悩ましいところといえる。

無断欠席・遅刻早退やドタキャンなどは言語道断としても、大学との連携というのは本質的には教育的な取り組みへの協力であることを理解してもらい、ある程度のことは多めにみて学生の育成を共に行ってほしいというのは、大学側の甘えだろうか。
そうした現場の厳しさも含めて、学生にとっては「ナマ」の経験である。大学では経験できないシビアさを学べるのも、地域連携の一つの効用といえなくもない。

だから地域に迷惑をかけるのも、勉強といえば勉強だが、やはり迷惑をかける学生には結果も含めて勉強してもらわないとね。出入り禁止もありえるよ!単位も出せないよ!

スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://sakunary.blog134.fc2.com/tb.php/28-3551bd0b