考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

元祖氷河期世代からのエール

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3回生は就活の時期。
まともに欠席連絡メールすら書けない学生も、たまにいたりして、うまくいくのかちょっと不安だったりする。
(ex.「セミナー行くので休みます。」と携帯から一行メール。あなたが誰か私はわからないし、どこのセミナーに何しにいくのでしょう?啓発セミナー?)

私自身は学部の時にいわゆる「シューカツ」はしていない。だから学生に有益なアドバイスなど、できない。
あてもないのにスキー三昧してたっけ。駅でスーツ姿の友人にあって少しばつが悪かった。

思えば今と同じ、氷河期世代だから、状況は相当深刻だったはず。
就職浪人した友達も何人かいた。
なのに、自分だけは何とかなる、と肥大化した自尊感情を持っていた。
世間知らずで何も考えていないというのはおそろしい。
当時のゼミ担当の先生もやきもきしていただろう。ごめんなさい。今その立場になって、よくわかります。

ただ、負け惜しみで言わせていただくと、シューカツに向いている人と、そうでない人がいる。
どこぞのマニュアル本のように「明るく元気な人…」とか言いたいわけではない。
ただ単純に、「なにも考えずにシューカツに没頭できる」人だ。
こういう人は強い。なにせ余計なことを一切考えないのだから、つっぱしることができる。

他方で昔の自分みたいにやたら自意識過剰になっていたり、会社組織や労働のあり方に疑問を持ってしまったりして、会社で働くことがばかばかしく思ってしまう人間もいる。
おそらくその悩みは働き始めてからもつきまとう。

しかし多くの人は、「何も考えないで突進=考え込んで立ち止まる」のどちらの極端にも属さない、いずれの極の連続体の中のどこかに付置されるのだろう。
疑問はある。それでも働かなければならないことは分かっている。だから限定合理性の中で「自分に合う」カイシャ探しをがんばっていると思う。

多くの人が厳しい状況下でも、自分にあった仕事(会社ではなく)が見つけられることを祈ります。
氷河期世代の私の友人も様々、各々の道を見つけているので大丈夫です。
自分を信じてがんばってください。

しかし考えたら、大学で社会問題を学べば学ぶほど、つまり知恵がつくほど、企業社会に疑問を持ち、働きたくなくなるのかもしれない。
高等教育の抱える大きな矛盾だ。

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