考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

授業が多すぎないか?

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いまさらだが日本代表良かった!
日本は予選突破したチームの中で二番目に走った距離が長いらしい。日本的なサッカーの将来像が見えたのではないか。

さらにチームワークのよさについては、口さがない日本のメディアがこぞって絶賛だった。危機意識がそうさせたのだろうが、大会前とは明らかに別チームだった。
なにより、見ていてすがすがしい。ほほえましい。

そうしたチームの成長が、個人の成長とも連動していったのが興味深い。よい集団においては、個人が時に思いもよらないパフォーマンスを発揮する。

その意味ではいま、ゼミ生がグループワークの中で成長していることも嬉しい。どこに就職しても安心だ(笑)
しかしそうなるからにはこっちも、また学生の方も結構な時間を費やしている。

最近の大学は授業時間が長くなり、そして授業の質も向上している。ここでいう質とは教員の熱意や努力だけでなく、その分、学生に求めるエフォート(課題や出席)が増していることも指している。
これはどこかの省のご意向に従っているからであるが、しかしほんとうにそれで質の高い教育を実現できているのだろうか。

某大学の経済学の先生があるところにこう書いていた。ゼミで古典を読ませているが、それは、教科書と講義だけでは分からない、経済学の理論が生成された時代的社会的文脈・学者の人間性も含めて理解してほしいからだとのこと。
そしてそれがすなわち、経済学的センスを磨くことにもつながるためだとも。
けだし名言、である。

しかし、今の学生はゼミに集中するには忙しすぎる。
その原因の一端は、カリキュラムにもあるのではないか。
一つの一つの授業の量・質をまんべんなく高めても、それでは学生が「いっぱいいっぱい」になり、「こなす」だけで細切れ知識の詰め込みの域を出ず、結局は何も残らないことになってしまうのではなかろうか。

それよりもカリキュラムのスリム化・選択自由化をはかることで風通しを良くし、もっと小集団授業へのウエイトを高めてはどうだろう。

その方が教える側も楽しいのだが。

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