考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

ボランティア保険について

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今回の震災にではなかなか被災地に、外部(他都道府県)からの一般のボランティアが入ることができず、やっと受入れが現地で可能になってきた感があります。

これから被災地に何らかの形でボランティアとして行かれる方は、ボランティア保険に入って頂くのが、現地に迷惑をかけないためにも重要かと思います。

そこでボランティア保険について、ごく一般的な知識と、今回の震災で気をつけた方がよいことをまとめておきたいと思います。

(以下、全国社会福祉協議会のボランティア保険のサイトを参考にしています)

<ボランティア保険とは>

…ボランティア活動中に、ケガをしたり、させたり、物を壊した時のための保険です。


<どうやって入るの?>

…地域の社会福祉協議会を通じて保険会社に加入の手続きを行います。

…今回の震災では災害ボランティアセンターが、多くの都道府県社会福祉協議会に設けられています。この場合、災害ボランティアセンターで加入することができるでしょう。もちろん現地の災害ボランティアセンターでも加入できますが、現地では活動調整等で忙しいことと思われます。できるだけ活動に行く前に、地元の社会福祉協議会で加入しておきましょう

→2011/4/4訂正。現地VCによると、保険は必ず居住地で入ってきて欲しい、とのこと。現地の市町村によっては保険の受付がクローズのところもあるとのことでした。

…保険の加入期間は、毎年4月1日午前0時から翌年3月31日午後12時までです。つまり、今入ればほぼ一年間補償されるということですね。これは年度途中に加入しても、3月31日までとなりますのでご注意を。


<いくらかかるの?>


…保険料は次の通りです。

■ 基本タイプ    A 280 円    B 420 円 
■ 天災タイプ(地震・噴火・津波が補償に入るタイプ) 天災A 490 円    天災B 720 円

※AとBの違いは、補償(限度)金額の違いです。詳しくはこちらをご覧下さい
※このほか、行事ごとに加入するタイプのものもあります。
※保険料については、各地域の社会福祉協議会で補助金を出している場合があります。


<何が補償されるの/されないの?>


…ボランティア保険の補償内容は、ボランティア活動中(自宅からの移動中も含みます)の死亡・ケガ・病気といったボランティア自身の補償と、偶然な事故により、他人にケガをさせたり、他人の物をこわしたことにより法律上の損害賠償責任を負われた場合の賠償補償があります。

…ボランティア自身の食中毒(自然毒、科学毒、細菌性)、熱中症、感染症も補償されます。

…自動車による事故は、ボランティア自身のケガのみが補償の対象となり、対人・対物事故などの損害賠償責任については補償の対象となりません。 (自動車保険でのお支払いとなります。)

…天災タイプに入っていれば、余震や津波がまた起こって被保険者自身がケガをした場合も補償されますが、それでも賠償責任の事故については補償の対象になりません。

放射線被ばく被害については補償の対象とはなりません。(2011/4/4日本興亜損保に確認済)

注意!!次のボランティア活動は補償の対象となりません。

 ◎海難救助ボランティア活動
 ◎山岳救助ボランティア活動
 ◎銃器を使用する害獣駆除ボランティア活動
 ◎野焼きまたは山焼きを行う森林ボランティア活動
 ◎チェーンソーを使用する森林ボランティア活動

※全国社会福祉協議会 ボランティア保険のページより引用




以上まとめますと、

1)現地に入る前に最寄りの社会福祉協議会・災害ボランティアセンターで加入を。行く予定の人は直前だと忙しいので今すぐ!

2)念のため、「天災タイプ」への加入を。

3)もちろん、事件事故を起こさないことが一番!気をつけて行って来て下さい。



ーー備考ーー


なおこれは全国社会福祉協議会が扱っているボランティア保険のケースを元にしています。引き受け保険会社は日本興亜損保です。

このほか、自治体、社会福祉協議会によっては独自にボランティア保険を用意している場合もあります。
(例えば京都府・京都市の社会福祉協議会では保険代理店エスアールエム・引受保険会社 三井住友海上火災保険との連携で提供しています。

追記。

秋田県共同募金会からツイッター経由で情報を頂きました。ありがとうございました。

ボランティア保険の現地受付は金銭授受に労力を要するため、未加入で現地に来た人のみ受付ける場合が多いとのことです。
かつては被災地が保険料を負担し結果膨大な費用になってしまったこともあるそうです。
􀂇平成16年台風23号:豊岡市の例
• 豊岡市水害ボランティアセンターでは、ボランティアが使用する資機材や、ボランティア保険料の掛金
を負担したため、最終的に約1千2百万円の経費が発生した。特に保険料は5百万円を超える金額と
なった。
(参考:「第4回地方都市等における地震防災のあり方に関する専門調査会 ボランティア、民間企業の役割と連携(概要)」P43。PDFが開きます。なお、これ自体、災害VCに関しての大変重要な資料です!!)
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