考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

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避難児童向けの学習支援企画。あるいは避難家族における父親の不在。

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被災者支援の一環で、学生たちと関西に避難してきている子ども向けに、夏休み、宿題をみたり一緒に交流したりする合宿を企画しています。

これは、必死の思いで親子で避難してきても、学校になじめなかったり、授業についていけなかったりと、大変な思いをしている子どもさんも多い、とお聞きしたからです。

大学生が勉強を見るだけでなく、同じような境遇で避難してきた友達と遊んで気晴らしになれば、よい思い出づくりにとも思います。

詳細はこちらのブログをご覧下さい。
子どもキャンプスタッフのブログ

ところでこの前、こちらに避難されてきているお母さん方と話をしていて、「男は、理屈がないと動けないからだめねー」という話が出た。(そして「うんうん」という同意がなされた。)

避難してきている親子は、その多くが母子であり、父親不在である。
父親は残って何しているのか。もちろん仕事である。
いやそうは言ってもお前、仕事はどうするんだよ。家だってこの前新築したばかりだよ…うんぬんかんぬん。

お母さんたちのいらだちは、そうやって言い訳をしている間に、こどもはどんどん被ばくをしているんであって、命よりも大事なものがあるの?ということである。

時には頑迷な夫の両親が議論に入って、偉い先生が安全だって言っているのに、なぜ疎開などするのか。
自分たちは孫に会えなくなって辛い思いをすることになる。
…とせめられる。
さらにはご近所からも、「あそこの嫁は勝手なことばかりする嫁で、親や旦那の言うことを聞かないとんでもない嫁だ」と噂を立てられる…。

自主避難者たちはそこまでまわりからやいやい責められる中で、ただただ子どものためを思って、必ずしも自分が100%正しいとは言い切れないとは思いつつも、あるところで決断をし、周囲の干渉を振り切って、断腸の思い、必死の覚悟で関西まで逃げてきているのだ。
(最終的には家族合意の元に、の人が多いです。誤解されないように)

そんなお母さんたちがこちらにきて、しばらくして落ち着いてから考え出すのは、自分たちの生活だけでなくて、故郷にまだ残っている人びとのことである。

できうるならば、避難してきてほしい。それが無理ならば、一時的な、夏休み中の疎開でもかまわない。…そんな思いで、自分たちの生活も立て直すのがやっとのはずなのに、自分の故郷、そしてそこに残る人達を少しでも放射能汚染から遠ざけるための行動を始める人達がいるのです。

そんな話を聞いてしまった責任。小さな一歩ですが、今回の合宿で少しでも避難してきている人達のお役に立つことができないかと考えています。

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