考えるイヌ〜桜井政成研究室〜

研究メモ、ゼミなどの教育活動、その他関心事など。

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陸前高田8/27の様子~いわてGINGA-NETのとりくみ

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8/27から28にかけて、本学部からバスを出して学生を派遣した「いわてGINGA-NET」の視察に行ったので、その報告をいたします。

一関市からバスで陸前高田入りしました。竹駒駅近くで降りて、まずは学生たちがお茶っこサロンをしている竹駒小学校の仮設住宅へ。

ちなみに竹駒駅はこんな感じ。
そう。何もありません。
一週間前までは、電車の残骸も残っていたそうです。


学生たちは仮設住宅の奥、校庭の隅にテントをはって、お茶の提供を行っていました。



この日は陸前高田で大規模な復興イベントがあり(後述。このあと私も寄りました)、残念ながら顔を出す住民のかたは少ない日だったそうです。
でも子どもが何人か来て、元気に遊んでいました。

このサロンでは、仮設住宅内のコミュニティ形成を目的としています。来ていただく中で、住民同士の交流が進み、何らかそれがコミュニティづくりの動きに発展することをねらっております。

学生たちはばらばらの大学から1チームを形成し、釜石や大槌町や陸前高田の仮設住宅に行っています。チームは一週間ワンクールで活動しています。二期、三期と続けるうちに、学生たちの創意工夫によって、コミュニティが形成されていっている様子が、いくつかのチームの報告から伺われました。

陸前高田ではこの後、市内を視察してから、復興イベントにも顔を出しました。その前後の移動で乗せてもらったタクシーの運転手さんの話が興味深かったです。乗車中、ずーっと被災してからの話をしてくださいました。津波で家は流されたそうで、隣のおばあさんは、高校(三階建)の屋根に引っかかり、助かったとのことでした。被災後は避難所、親類の家、仮設を転々としていてずっと忙しないので、復興イベントも立て続けにあるが、ちょっと休みたい気持ちとのことでした。

また、津波が街を襲った時、最初、何が起きたのか整理がつかず、まるで夢でも見てる感じだったとおっしゃられました。だから、避難所でもみんな大人しかったのだ、とも。被災者は避難所でじっと耐えていて我慢強かったと報道されたが、運転手さんの感覚ではそういうのではなかったらしいです。

運転手さんには、体験談の他、メーターを止めてもらっての一本松のガイドなど、大変お世話になりました。禁句だとは思いつつ、頑張ってくださいと言ってしまいました。なお、このタクシー会社の復活の話はこちらで見ることができます。(youtube)

以下の写真は陸前高田の復興イベントの様子です。私が行った時は、せんだみつおさんが来てました。


イベントの詳細はこちら。→ http://takata-machizukuri.jp

このイベントでは、市内の商店主の屋台と、復興支援で全国の市町村からも出店がありました。


これは、「ブラックジョークです」と言って、市内のお茶屋さんが配っていたものです。

転んでもただでは起きないぞ、というような気概が見られて、うれしかったです。

こちらは青年会議所のブース。小・中・高校生から、新しい高田のまちをイメージした標語、絵画を募集しています。(9月20日まで)


さてイベント参加後、一路、GINGA-NETの宿泊拠点のある住田町上有住地区へ。向かう途中、バスの乗り換えが分からず、まごまごしていたところを助けて頂いたのは、なんと陸前高田市役所にお勤めのかたでした。復興イベントの感想など、いろいろお話しする中で、やっぱり黙っておられず、五山の送り火で陸前高田の人に嫌な思いをさせたこと、謝罪しました。ところが、「お互い、いい迷惑でしたね。誰がやったことなんでしょう?」と言って頂きました。市役所にお勤めだからか、マスコミベースでない正しい事情をご存知でした。ほんとうに親切な方でした。
(五山の送り火騒動の経緯については、このブログの過去記事にもありますが、守田さんのブログに非常に適切な整理があります。ぜひご覧下さい。)

その後も、場所が良く分からなくてうろうろしていたら、地元の人が車とめて、乗せて行ってくださいました。今日はそんなことばっかりです(NHKの鶴瓶さんの番組のよう…)。

さて、そうやって何とかたどりついた拠点の様子。地域の公民館の体育館を使わせていただいてました。


このプロジェクトをコーディネートしている岩手県立大学の学生さんたちは大変しっかりされていてとても感心しました。県大ボランティアセンター山本先生は本日が誕生日で、参加学生全員でお祝いしました。

行った時は165人の学生が全国から来て寝泊まりしていました。夜、学生と一緒に雑魚寝しましたが、うーん、もうちょっと、歳が歳だけに寝られませんでしたね…f^_^;)
(体育館なので、ぎしぎし、音が響くんですよね。あとカーテンないので朝日の輝きが…)

学生たちはチームに分かれ、消灯間際まで、翌日の取り組みの改善策を話し合って準備しているところもありました。その甲斐あって、次の日は新しい親御さんも来てくれて、親同士初めて話す姿も見られた、という報告をしてくれた学生もいました。子供たちと会うのは今日が最終日なので、大泣きして大変だったとも。子ども達にとっては仲良くなったお兄さんお姉さんが次々に帰ってしまうから、悲しいのかもしれませんね。でも、よい思い出
を幾つも残しているはず。

今回、被災地を見て聞いてまわって、仮設住宅のコミュニティ形成について、実態がいろいろとわかりました。また報告できればと思いますが、被災直後から孤独死防止のためにと強調されていた「コミュニティごとの入居」はほとんどの地域で実現していないようです。

様々な事情はあるものの、そうであるならば、外部からの支援は必要になるかと思います。GINGA-NETの取り組みはそのひとつのチャレンジケースとして興味深いものであると思います。

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